引退馬支援
について

「新型コロナウイルスの影響で乗馬客が激減」じいちゃんの牧場を守りたい。

はじめに、ご挨拶

はじめまして。私は北日本乗馬サービスバンダナでボランティアスタッフをしている高橋なつみと申します。

この牧場はじいちゃんの牧場です。じいちゃんと言っても本当のじいちゃんではありません。でもとてもお世話になっていて、本当の孫のように接してくれています。彼氏よりも電話するし、そしてよく喧嘩もします。

北海道登別市にじいちゃんの牧場はあります。新千歳空港から高速バスで約1時間、全国でも有数の温泉地であるこの土地には、温泉はもちろん、温泉以外にもテーマパークや体験施設など見所豊富です。

今年、隣町白老町にはウポポイ民族共生象徴空間もオープンし、北海道らしい手付かずの自然と文化が融合する魅力的なエリアです。

さて、じいちゃんの牧場は20頭の馬、30頭の羊、ヤギ、犬、猫、隣が畜産農家さんだから牛もいます。とにかく動物がたくさんいます。

20年近く、この地で馬と共に歩んできました。当初は競走馬を生産していましたが、現在は乗用馬で乗馬体験を行う観光牧場です。

おすすめのプランは32,000坪の広大なフィールドで行う外乗です。少し馬場で体を慣らしたら東京ドーム2個分の大自然にみなさんをお連れします。遮るものがなにもない広く青い空、丘の上には見渡す限りの草原、馬上から望む太平洋、そこに沈む夕日、言葉では語り尽くせないほどの美しい場所がみなさんを待っています。

雄大な自然、温かい人々、そして愛しい馬たち。この牧場に魅了されるのにそう時間はかかりませんでした。普段はただの普通のOLをしています。ここでは馬のお世話、外乗のガイドをしています。

新型コロナウイルスの影響

そんな魅力あふれるこの牧場ですが、課題はたくさんあります。

まずは新型コロナウイルスの影響。客数は激減、近隣の観光業と共に牧場も大きな打撃を受けました。GW、夏休みの売り上げは前年3割以下まで落ち込み、苦しい日々が続きました。国内外の観光客で賑わっていた町は活気を失い、いっとき町はまるでゴーストタウンのようでした。

突然の事態に対応できることもなく、終わりの見えない日々に、未曽有の事態に何も出来ず立ちすくむだけでした。

牧場経営の厳しさと抱える問題      

北海道の牧場経営は他の地域とは異なります。北海道の1年の半分は冬です。冬は雪が降り、牧場はオフシーズンに入るため春夏に年間の経費を稼がなくてはなりません。

この牧場は放牧スタイルで馬を飼育しているため、管理費は比較的抑えることができます。しかし冬になれば雪が降り、敷地の青草がなくなってしまうため、飼料費用がかさみます。冬季は飼料だけでも1ケ月40万円近くかかり、春夏で冬季の必要経費である240万を最低でも稼ぐ必要がありました。

しかし、今年はコロナの影響で冬の経費はおろか、通常営業も厳しい状況でした。コロナの影響で売り上げは3割以下まで落ちましたが、養う馬の頭数は増えました。今年生まれた子馬が2頭、コロナ禍の中わけあって知り合いから引き取った馬も2頭います。

じいちゃんは70歳という年齢で1人で牧場を経営しています。従業員はいません。まだ頑張っていますが、高齢の体にかかる負担は年々大きくなってきています。私ともう1人、ボランティアスタッフがいますが、それでも繁忙期はとにかく忙しく人手が足りないので、お昼ご飯も食べずひたすらガイドをしたりすることもあります。

20頭の馬をはじめとする動物たちの飼育、広大な敷地の整備や施設管理、牧場の経営、資金や労働力の面で追いついていない部分があるのも事実です。

そんな状況のまま北海道は冬に突入してしまいました。春になるまで乗馬での収入はほとんど見込めません。このまま苦しい状況が続けば、馬を手放す選択肢も考えなくてはなりません。これまでと同じようなやり方ではこの厳しい状況は乗り越えられないと思います。

毎年厳しい冬を乗り越え、牧場を一緒に支えてくれた馬たちです。北海道の気候をそのままに、穏やかで優しく、たくましい馬たちです。

馬たちが今後もこの場所で生きていく未来のために、みなさんのお力を貸してください。

馬への想い

私は富士の麓の乗馬がさかんな町で育ちました。馬術のナショナルトレーニングセンターをはじめ、近所には多くの乗馬クラブがあり、幼い頃から暇さえあれば近所の牧場に連れていかれ、馬に乗せられていました。「そんなつもりはなかった…」と呆れながら母は言いますが、馬を愛するように育てられたのだと思います。

中・高は部活も忙しく馬と少し離れた時期がありましたが、東京の大学に進学した後も馬への思いは途切れることはなく、休みがあれば地元に戻りその町の乗馬クラブでボランティアスタッフとして働きました。

働きながら、少しずつ業界が抱える問題を認識し始めました。例えば競馬が好きな人はたくさんいますが、馬や乗馬に対する人々の理解や共感は発展途上なのが現状です。競馬を引退した馬にどんな未来があるか、多くの人は知りません。

馬に少しでも興味を持ってもらい、人の為に尽力した馬が1頭でも多く幸せな馬生を送れるように、私にできることはなにか考えるようになりました。

人生で一度、馬に乗ってみてください。

2mを超える目線から見る世界は、あなたの生き方をちょっとだけ豊かにしてくれるかもしれません。人肌より少し高い体温に包まれ、揺られ、ちょっとそこまで散歩しましょう。

言葉で通じ合えない相手と向き合うことは、想像以上のものを私たちにもたらしてくれます。

馬との対話を楽しんで、時に思うようにいかないそんな時間も、いとおしく見つめて。

最後に

バンダナには今年、2頭の子馬が生まれました。後味の良い夏の北海道で生まれた子馬を、私はそれぞれポラリスとレオンと名付けました。

人に愛され、人を愛す、そんな馬に育ってほしい。来年には調教を始め、再来年にはお客さんを乗せて外乗デビューをします。そんな2頭の成長もみなさんに見守ってほしいです。

このプロジェクトをなんであなたがやるの、と思う人もいるかもしれません。

私は牧場が苦しい状況になっても何もできない、自分の力のなさに打ちのめされました。どんなにこの牧場が好きでも、その想いだけでは守ってあげられない、救えない。私には知識も経験もない、でも自分を突き動かすこの気持ちなら確かにあります。今はただその想いだけで自分を奮い立たせ、この文章を書いています。

じいちゃんは本当に馬が好きです。そして馬に乗りに来てくれるみなさんのことも好きです。馬の魅力を知ってもらうために利益度外視でおもてなしをしてしまう、そんなじいちゃんの人柄もこの牧場の魅力です。

私は馬たちが生きる場所を残していきたいです。私がじいちゃんに、この牧場にできることはなんだろう。馬たちが、この牧場がみなさんにできることはなんだろう、限られた時間の中で考えています。

今回のご支援は、一過性の救済としてではなく、今後牧場が持続可能な運営ができるようにするためのご支援でもあると考えています。でも小娘一人では力不足でその高い壁の前に立ちすくんだままです。牧場がまた春を迎えられるように、ぜひご支援をお願いいたします。

資金の使い道

皆様からいただいた支援金は、主に馬たちの飼料代、設備整備費(馬房、放牧柵、獣害防止柵)等に活用させていただきます。これからも馬たちが安心して暮らせる牧場を維持すると同時に今まで以上に快適に過ごしていただけるようサービスの充実した牧場運営を目指してまいります。

リターンのご紹介

このプロジェクトを成功させるために、支援いただいた方に喜んでもらえるようなリターンをじいちゃんと考えました。

エコバックやトレーナーなど日常使いできるものから、実際に牧場にお越しいただき楽しんでもらえるものまで幅広くご用意いたしました。また2名様のみになりますが、馬のネーミングライツなど珍しいリターンも考えてみました。デザインや質にもこだわり、多くの方の協力のもとこのようなリターンとなりました。ご協力していただいた皆様にこの場をかりてお礼申し上げます。

バンダナの想いが詰まったリターンとなっております。コロナ禍で世界中が苦しい状況の中大変厚かましいお願いではありますが、じいちゃんの牧場を守るため、牧場にいる馬たちを守るためにどうかご支援をお願いいたします。

プロジェクト実施者について

このプロジェクトは北日本乗馬サービスバンダナが実施しています。皆様からの支援金はCAMPFIREを通して全額が北日本乗馬サービスバンダナに支援されます。

北日本乗馬サービスバンダナ
代表者 福田 秀男
住所 北海道登別市札内町二四一番地
電話 090-9756-0882

公式ホームページ
http://myyn.sakura.ne.jp/bandana/a_top/index.html
北日本乗馬サービスバンダナはアウトドア・レジャーの予約サイトにおいても大変高い評価をいただいています。

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