一頭の引退競走馬の新しい挑戦
◆九州・鹿児島の星 ゲヴュルツの挑戦
2016年、ゲヴュルツは九州・鹿児島県で生を受けました。2016年は7,071頭のサラブレッドが誕生しましたが、そのほとんどが北海道産で九州産はわずか1%。鹿児島に限ればその3分の1程度で約20頭です。ゲヴュルツの父はアイルランドの名馬アラムシャー、母はJRAで3勝したウネントリッヒ(父アグネスデジタル)という血統背景から九州、鹿児島の星として競馬での活躍が期待されました。
しかし、ゲヴュルツは残念ながら競走能力が見出されず、デビューは幻となってしまいました。そんなゲヴュルツを『馬術競技』というセカンドステージでデビューさせたい!引退競走馬たちの希望の星になって欲しい!そんな想いから馬旅倶楽部を運営しています。
その人生で一度挫折をしてしまったゲヴュルツですが、今は新たな舞台での活躍を目指し、岡山乗馬倶楽部で馬術のトレーニングを頑張っています。
◆引退競走馬杯への挑戦
【馬術×引退馬支援】
動画引用:jra official
JRA(日本中央競馬会)は“馬の数だけゴールがある。”をテーマに引退競走馬の第二の物語を創ろうとしています。その一つが2018年より新たに始まった“引退競走馬杯”です。引退競走馬杯はJRAの助成を受けて全乗振が主催しており、今後、引退競走馬の活躍の場として大変注目されています。様々な引退競走馬が馬術大会で活躍する姿は馬術ファンだけでなく、きっと競馬ファンの心も掴んでくれるはずです。
記事:主宰(日本馬術連盟認定指導員資格者)
◆お知らせ
引退馬については悲しい物語が多いですが、明るい話題もあっていいのではないかと感じています。馬旅倶楽部ではゲヴュルツの引退競走馬杯への挑戦への活動を支援していますので、皆さまにその取り組みを支えていただければ幸いです。